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Blockchainで日本復活!?

ビットコインのコア技術で注目を浴びつつあるBlockchainに興味を持ち、インターネット、関連本などで概要を勉強中、最近この技術によって日本復活が可能では、と勝手に夢想し、弊社の活動とは少し離れますがその思いをまとめてみました。


Blockchainの特徴は、情報、データを従来の中央集権管理ではなく分散管理し、且つ改ざん困難な仕組みで管理するです。これを日本復活にどう使うかですが、簡単にイメージすると、例えば現在使っている電子メールは、そこでのメール交換、履歴保存は大手のメールサーバー内で中央集権的に管理されています。一応それなりのセキュリティ管理をしているようですが、ユーザーからは全く見えない管理です。それに対して、Blockchainの仕組みを入れることによって、メール交換はグループ内で閉じた形で行い、その履歴はグループのメンバーで共有し、そして問題発生時にメール履歴をたどることによって問題の検証をグループ全員で実施、確認可能になります。言い換えると、ある種のグループ内の“信頼のインフラ”が構築されます。戦後日本の驚異的な発展は、個人から企業までチームとして一丸となって頑張ったことが要因の一つと言われてきました。それは1980年頃に米国で出版された“Japan as Number One”の本に象徴されています。しかしバブル以降残念ながらこの日本の1つの強みが失われ、それ以降復活の兆しさえ見えない状況です。そこでBlockchainの仕組みを使って信頼をベースにしたチーム形成が可能となり、日本復活のきっかけをつくることができるのではと思った次第です。


当然同様なインフラは日本以外でも可能ですが、日本にしかない決定的に違いがあります。それは日本人のDNAとして日本人であれば無意識の内に信頼感を抱いていることです。特に欧米では、何かの目的を持ったグループ間でのある種の信頼関係を契約によって担保するという仕組みが必要ですが、日本ではそれが不要です。単に無意識を取り戻す何かのきっかけを与えるのみで可能と思っています。


このような思いを実現してくれそうなベンダー探してみました。以下興味深いものがありました。

1) Gaudiy (https://hp.gaudiy.com/):ブロックチェーンxコミュニティーが実現する、「イノベーションの民主化」:企業の製品のユーザーコミュニティーを形成してその製品、サービスのユーザー意見の有用度から貢献度を測るなどの活動を提案するビジネス。

2) Aragon(https://aragon.org/): Empowers you to freely organize and collaborate without boarders or intermediaries. Create global, bureaucracy-free organizations, companies, and communities これはいわゆるグローバル社会の実現を提唱しています。私見ですが、最近の世の中の流れはその逆になっているようです。ご存知にように米国トランプ大統領の米国第1主義、英国EU離脱、更に中国のグローバル戦略がコロナウイルスで失速の可能性。

3) Bajji(https://www.corp.bajji.life/):未来を変える出会いを増やす、ブロックチェーンを通じて:これからは「何をするか」から「誰とするか」が重要になる時代の到来。資本主義から信頼主義と個人の時代。

4) ALIS(https://alismedia.jp/ja/index.html):信頼性の高い情報、人に素早く出会えるソーシャルメディア・プラットフォーム。

5) Planetway(https://planetway.com/): Individual Data Driven Social Innovation データは組織ではなく個人に帰属し、自身と社会にとって好ましい形で利活用される世界:データ個人主権の新時代


以上それぞれの特徴をもった製品、サービスを提供し新たな社会への変革をうたっていますが、私の日本復活を実現するイメージに合うものはまだ見つかっていません。それは日本人であれば誰でも簡単に参加できる仕組みを持ったものです。上記リストにあるものはすべて、何かをしたいなどの目的意識を持った人を対象にしています(起業の本来の目的はビジネスですから当然です) この“日本人であれば、誰でも簡単に参加できる仕組み”ですが、その構築に必要な技術はすでにあります。 例えば既存のメールの仕組みにBlockchainを組み込むのみです(ちなみにBajji社は似たようなものをすでに構築しサービスとして提供しています。) 課題はこれをビジネスありきで立ち上げると参加者が限定されてしまい、本来の目的(誰でも参加)から離れてしまいます。そのイメージを実現化するヒントは日本の村社会の仕組みにあると思っています。村に生まれ育ち、村の共同体の一員として一生を過ごしますので、お互いの行動、考えの履歴は村人で共有され、それによって無意識の信頼感を持って共同作業がなされます。もし信頼を失うような行動をすると、村八分の扱いになるか、村を出るという、掟も共有認識されています。この仕組みを取り入れたウエブサイト(仮称:村サイト)を立ち上げることは可能ではと考えています。つまりBlockchainで担保された履歴改ざん不可の“村サイト”に登録すると、村の中では信頼ベースの活動が可能となり、以前の日本の強みであったチーム意識を呼び起こし、日本復活に向けた様々な活動が開始できるのではと思っています。無意識の信頼感を、意識化させる“信頼のインフラ“構想です。


しかしこれを実現させる最大の課題は、すでにビジネス志向の意識が強い社会で、どのようにこの構想を広めるかです。色々思いめぐらしている中で、Web3.0を発見しました。これは情報、データをBlockchainのプログラムで信用を担保し、個人もしくはチームで分散管理を基本にした新たなインターネット環境です。これが一般的に普及してくると、ビジネス志向のみならず、単に趣味嗜好を共有するメンバーのサイトが多数生まれるのではと期待しています。更に個人情報を大手企業に管理されるリスクを危険視する同志が集まる同志ネットサイトも出現します。(上記ベンダー2のAragon社のグローバル版をローカル版にしたイメージです) これらの流れが本格的になると、“信頼インフラ”の実現に近づくのではと夢見ています。


最後に「失われて20年」と言われた日本を復活できるのでは、と思い抱いたきっかけの著書からの引用です。

「情の力」で勝つ日本:日下公人著 PHP新書

・日本人の強みの核心は「情の力」にある!古来日本人は、以心伝心、直観力、仲間意識、組織力、信頼感、統率力、人間的魅力など、それを生み出してきた源こそ、「情の力」にほかならない。さらに創造力やひらめきをも生んでいく。


執筆:横川秀美

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